
将来の年金が心配。いくら貯めておけばよいんだろう?

年金現価係数って知ってる?

なにそれ?

年金現価係数を使うと年金を貰うためにいくら必要かが計算できるようになるわ。

難しそう。

漢字が難しそうよね。
大丈夫簡単に説明するわ。
- 将来〇年間〇円欲しいなら、それまでにいくら貯めておけば良いかの計算方法
- 年金現価係数について
出来る限り簡単にご説明します。
年金現価係数についてわからない方や将来いくら必要か自力で計算したい方は是非ご一読ください。
年金現価係数とは

じゃあまずは結論から年金現価係数っていうのは…

どういうこと?

とりあえず将来お金を貰うために
いくら必要かを計算してみましょう
計算方法|将来〇円を貰うために今必要な金額

じゃあ簡単に計算できる1年後から計算してみよう。
〇年後に1万円を貰うために今必要な金額の計算方法
例えば1年間で倍に増える投資をした場合で計算してみましょう。
1年後に1万円を貰うために今必要な金額

例えば今100円を持っていたら、1年後にはいくらになるでしょう?

倍になる投資だから来年には倍の200円になるね。


そうだよね。じゃぁ1年後に200円貰うためには今いくら必要?


え??それは100円でしょうよ。
最初に言ってたじゃん。


200円しかわからなかったら
この200円を使ってどうやって計算する?


1年で倍になるんだから半分の0.5をかければいいんでしょ。


正解。じゃぁ1年後に1万円もらうためにはいくら必要?

1万円に0.5をかければいいのか。


正解。10,000 x 0.5 =5,000円になるわね。
この0.5という数字が大切なポイントなの。
これを出せれば将来貰うために必要な金額が簡単に出せちゃうの。

そうなんだ。

この0.5を複利現価係数っていうの


名前が難しいけどもまぁ意味はなんとなくわかった。
複利現価係数についてもう少しわかりやすく知りたい方は別記事でご紹介していますので、のぞいてみて下さい。

じゃあ同じように2年後も出してみましょう。
2年後に1万円を貰うために今必要な金額

100円を持ってたら1年後には200円、2年後には400円だ。


そうね。んじゃぁ複利現価係数はいくつになる?

400円ためるのに100円必要だから…100÷400で0.25だ。


正解!
じゃあ1万円貰うためにはいくら必要?


1万円に今出した複利現価係数の0.25をかけると2500円だ


素晴らしい!
それじゃぁ3年後も同じように計算してみましょう
3年後に1万円を貰うために今必要な金額

100円が1年後が200円、2年後は400円、3年後は800円になるから…


いいね。複利現価係数は?

100 ÷ 800 で、0.125だ


もう大丈夫ね。じゃぁ1万円もらうためにはいくら必要?


1万円 x 0.125 で1250円だ


完璧!もう余裕だね!
じゃあ今回のメイン。数年継続でお金を貰うために必要なお金の計算方法を考えましょう。
○年間1万円を貰うために今必要な金額の計算方法

じゃあ3年間1万円もらうためにいくら必要かを算してみましょう。
3年間1万円を貰うために今必要な金額

どうしたらよいんだろうな…

ヒントは今まで計算してきた方法を使うのよ

そうだ!!!
1年後と2年後と3年後がわかったから
それを足せばいいんじゃない?


正解!!!
係数はどうなる?

0.5と0.25と0.125を足すから0.875だ


正解。ちなみにこの0.875を年金現価係数というのよ。


そうなんだ。
年金現価係数は複利現価係数を足したのと同じなんだね


簡単でしょう。もう完璧ね。
まとめ|複利現価係数と年金現価係数とは?
〇年間〇円を継続して貰うために必要な金額(の係数)が年金現価係数
複利現価係数を足すと年金現価係数になる

なるほどね。でもこれいちいち計算するの大変じゃない?

大変だよね。
だからあらかじめ計算してある表を使えば簡単に計算できるわ。

それ便利だね

この表を年金現価係数表というの。
おまけ年金現価係数表

貯めたい金額を入力すれば簡単に必要金額が出せる年金現価係数表もエクセルを置いておきますので是非使ってみて下さい。
せっかくだから実際に年金現価係数表を使ってみましょう。
年金現価係数の使い方
使い方
- 表の年金現価係数をチェック
- 将来欲しい金額に係数をかける

将来いくら欲しい?

じゃあ年金として60歳になったら100歳までの40年間毎月10万円の毎年120万円欲しいな

OK。じゃぁ積立NISAの平均利率5%で考えてみましょう。
まずは表をチェックしてみましょう。

利率5%で40年間欲しいから…17.1591だ


じゃあ欲しい金額にかけてみよう。

毎年120万円欲しいから
1,200,000円 x 17.1591 = 20,590,920円
ザックリ2000万円も必要なのか…

正解。もう表も使いこなして計算もできるようになったね。
年金現価係数を使うと年金のために必要な金額だけじゃなく、不動産投資や株式投資の定期配当からザックリ利率が計算できるようになります。
投資の評価ができるようになるので是非使ってみて下さい。
もしわからない点がありましたら、さらに噛み砕いて記事をリライトできるのでコメント頂けると幸いです。
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